Press Release

東北大学言語AI研究センター・赤間怜奈助教が人気児童書キャラクターのAI育成プロジェクトを監修

東北大学言語AI研究センター赤間怜奈助教が、株式会社講談社(東京都文京区)が9月17日に公開する「RD(アール・ディー)育成プロジェクト」を監修しました。

本プロジェクトは、人気児童文学作家はやみねかおる氏の公式ファンクラブサイト「赤い夢学園」(2024年9月~)内の試みです。

はやみね氏の人気シリーズ『怪盗クイーン』(講談社青い鳥文庫)の内容を分析し、作品中に登場する人工知能キャラクター「RD」を、チャット形式で実際に対話が可能なAIとして公開するものです。

読者はRDと会話をし、フィードバックを繰り返すことで、RDが学習・進化していきます。

本プロジェクトの目的は、ファンの力で「限りなく本物に近いRD」を育てること。そして、作品を「読む」以外の新しい楽しみ方を読者に提供することです。

本プロジェクトの監修は東北大学でAI研究を行う赤間怜奈助教。人工知能という存在を初めて認識し、その存在に興味を持つようになったきっかけが、大好きなはやみねかおるの「怪盗クイーン」だったそうです。人工知能・自然言語処理の研究者として、そして今も変わらぬ愛読者として、プロジェクトに関わります。

◆プロジェクトの仕組み
①「怪盗クイーン」シリーズの読者が、チャット上でRDに質問を入力します。
②RDが、既存の知識と推論をもとに回答します。
③読者は必要に応じて、「RDならこう答えるはず」というフィードバックをします。
④フィードバックをRDが学習し、次回以降の回答に反映します。
⑤1年に1回、読者による「進化診断」を実施。「どの程度RDに近づいたか」をファン自身が検証します。

プロジェクトは、はやみねかおる公式ファンクラブサイト「赤い夢学園」内の「倉木研究所」というコーナーに公開され、誰でも参加することができます(有料会員以外には会話数等の制限あり)。

◆関連リンク
赤い夢学園サイト内 倉木研究所(参加ページ):
https://cocreco.kodansha.co.jp/akaiyume/laboratory

◆赤間怜奈助教(東北大学言語AI研究センター 助教)コメント
「とても夢のあるプロジェクトに参加できることを光栄に思います。最初にお声掛けいただいたのは『RDと話せるAIシステムの開発』でした。自然言語処理の研究者としては、昨今の生成AIに対する高い社会的関心を背景に、時宜にかなった企画だと感じました。一方で、シリーズの一読者としては(自分が開発に携わるとしても)はやみね先生以外の誰かが生み出したものを “RD” と呼ぶことに抵抗がありました。そもそも、現行の生成AI技術で “あのRD” に匹敵するほど博識でお茶目で慇懃無礼で機知に富んだ会話は実現可能なのか? まずはそこから検証してみようというのが本試みです。現実が創作にどこまで迫れるのか。この挑戦的な試みの行方を心から楽しみにしています。」

◆講談社プレスリリース:はやみねかおる『怪盗クイーン』「RD(アール・ディー)育成プロジェクト」公開のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007617.000001719.html

 

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